11月16日(金)の3時間目に、愛媛大学准教授の二神透先生と、5名の愛媛大学工学部大学院生が来校し、4年生に地震火災について授業をしてくださいました。
まず、南海トラフ巨大地震が起こったとき、四国中央市は、愛媛県の中でも特に震度6強、7の揺れと液状化が起こり、建物が倒れる被害の大きい地域であることを教えていただきました。また、亡くなる方も人口の多い松山市よりかなり多くなるということでした。子どもたちは、びっくりしていました。
次に、地震が起こって建物が倒れると、必ず火災が起こることを教えていただき、特に山路風が吹く豊岡町は、地震火災が広がりやすいことも知りました。そして、愛媛大学防災情報研究センターのホームページにある地震火災シミュレーションで、自分の住んでいるところに地震火災が起こったらどうなるかを学生さんたちのパソコンで見せていただきました。子どもたちは、自分の家のあたりで地震が起こり山路風が吹くと、自分の家だけでなく住んでいる地区が全部燃えてしまう様子をシミュレーションで体験して、更に驚き、地震火災の怖さを実感していました。そして、地震の時は、必ず火災が起こるということを頭に入れ、風向きを考え素早く逃げる必要があることを実感を伴って学ぶことができました。
授業後は、二神先生や学生さんたちと一緒に給食を食べました。ちょっと緊張していたけれど、大学の先生や学生さんと一緒に給食を食べて、4年生はみんなうれしそうでした。二神先生、5名の大学院の学生の皆さん、本当にありがとうございました。
この4年生が教わった地震火災シミュレーションは、家庭でもすることができます。やり方は、まず、「愛媛大学防災情報研究センター」を検索し、「火災延焼シュミレータ」をクリック、「保護されていない通信|disastersim-01.ee.ehime-u.ac.jp」の「01」を「03」に変更し、エンターキーを押します。シークバーを下げて、「新規設定はこちらから」をクリックすると起動できます。シミュレーションしたい場所を選び、是非やってみてください。
11月10日(土)と11日(日)の2日間で、資源回収を行いました。土曜日は、育豊会の施設部の方々でいくつかの企業を回り、段ボール等を回収しました。また、日曜日には、各地区の家庭から出された新聞紙や雑誌等をJAうま豊岡の駐車場まで運び、トラックに積み込む作業を行いました。保護者のみなさんと一緒に、子どもたちも6年生を中心にお手伝いをしました。ごみ減量につながるエコ活動を通して、ボランティアの精神を育むことができたと思います。この資源回収で捻出されたお金は、育豊祭等、PTA活動の費用や、6年生の卒業アルバムや記念品の補助、育豊会退会者の記念品などに使われます。中心になって活動してくださいました施設部の皆様、ご協力くださいました保護者の皆様、企業の皆様、ありがとうございました。
11月16日(金)14時から、三島南中学校区の小・中学校で協力し合って、小・中合同避難訓練を行いました。これは、高知県沖を震源とする震度7の地震が子どもだけで家にいるとき起こり、避難場所に逃げなくては行けなくなった場合を想定して行いました。まず、午後2時の放送で、各自家庭で1分程度、テーブルの下に隠れるなど、地震の揺れから身を守る行動を行いました。その後、必要な荷物を持って各地域の小学校の集団登校場所に集まりました。全員が集合したら、中学生がリーダーとなって小学生とともに近くの避難場所(今回は、豊岡小学校の子どもは、豊岡小学校か三島南中)に向かって避難しました。避難の様子は、SSV(スクール・サポート・ボランティア)として参加していただいた保護者や地域の方、愛媛大学の大学院生が見守ってくださいました。
学校に到着した班から、教師の指示に従って体育館に並んで座りました。全員がそろうのに30分程度かかりましたが、その間、どの班も静かに整列したり、他の班がそろうのを待ったりして、真剣に取り組むことができました。
その後、市の消防本部危機管理課の方から、地震の時危ない場所や安全な場所についての講座がありました。みんな、講座を真剣な面持ちで聞いていました。
最後に、各班ごとに、通学路の危険な場所や安全な場所を地図に書き込みながら「防災フィールドワーク」を行いました。危機管理課の方に教わったことを生かしながら、子どもたちは、「落ちてきたり、倒れてきたり、移動してきたりする」ような物がある所に印を付けて、何が危ないかを書き込んでいました。このフィールドワークでも、SSVの皆さんにアドバイスをいただき、大変お世話になりました。
この防災フィールドワークで書き込んだ防災マップは、この後地区児童会で大きなマップにまとめ、お互い地震の時、どこが危険であるか、どこが安全であるかを確認し合う予定です。南校舎の廊下にマップを貼っておきますので、個人懇談時などにぜひご覧になり、確認していただけたらと思います。
普段何気なく通っている通学路も、いざ地震などの災害が起こると、ブロック塀や石垣、用水路、電柱など、倒れたり崩れたりして危険になるものがたくさんあります。今回の小・中合同避難訓練は、そういう危険を予知し、お互いの命を守る行動をとるために大変有意義な訓練だったと思います。ご協力いただいた愛媛大学准教授、二神透先生、愛媛大学大学院の5名の学生の皆さん、そして、保護者の皆様、地域の皆様、本当にお忙しい中ありがとうございました。今後も、自他の命を守るために主体的に考え行動できる子どもたちを育てることができるよう、よろしくお願いいたします。
今日のわくわくタイムは、校長先生からのお話、代表委員会で決まったことの発表、各委員会からのお知らせ、県陸上運動記録会の壮行会、表彰がありました。今回の校長先生のお話は、台湾で一番尊敬されている日本人「八田與一さん」についてでした。「この人は、およそ100年ほど前に、台湾で技師として用水路やダムを造りました。それにより、不毛の大地が作物の取れる豊かな土地となり、台湾の人々の生活が豊かになりました。八田さんは、誰にでも平等に接し、未来のことやみんなの幸せをいつも考えて行動していたそうです。みなさんも、こういう気持ちをもつことができます。」というお話でした。昨日の人権集会での思いや今日の校長先生のお話を聞いて感じたことを大切にして、よりよい未来を目指し、みんなの幸せのために自分の力を生かせる人になっていってほしいと思います。
11月2日金曜日。2時間目に4年生が「ふれあい花植え」を行いました。四国中央教育会の方々と一緒に、花の苗を植えました。みんなで協力して、プランターや植木鉢に土を入れ、植え方を教えていただきながら、パンジーとサクラソウの苗を植えていきました。ご支援くださいました教育会の先生方、ありがとうございました。大切に育てて、きれいな花を咲かせます。
10月30日火曜日。5・6年生が、午後から「人権の花植え」を行いました。子どもたちは、自分たちで考えた人権標語を書いたプランターに、パンジーの苗を植えました。これから花を育てていく活動を通して、命の大切さを実感し、やさしさと思いやりを一人一人の心の中に育てていってほしいと思います。今日の活動を支えてくださいました人権擁護委員の皆様、ありがとうございました。