初めての小・中合同避難訓練を行いました。
2018年11月16日 17時30分11月16日(金)14時から、三島南中学校区の小・中学校で協力し合って、小・中合同避難訓練を行いました。これは、高知県沖を震源とする震度7の地震が子どもだけで家にいるとき起こり、避難場所に逃げなくては行けなくなった場合を想定して行いました。まず、午後2時の放送で、各自家庭で1分程度、テーブルの下に隠れるなど、地震の揺れから身を守る行動を行いました。その後、必要な荷物を持って各地域の小学校の集団登校場所に集まりました。全員が集合したら、中学生がリーダーとなって小学生とともに近くの避難場所(今回は、豊岡小学校の子どもは、豊岡小学校か三島南中)に向かって避難しました。避難の様子は、SSV(スクール・サポート・ボランティア)として参加していただいた保護者や地域の方、愛媛大学の大学院生が見守ってくださいました。
学校に到着した班から、教師の指示に従って体育館に並んで座りました。全員がそろうのに30分程度かかりましたが、その間、どの班も静かに整列したり、他の班がそろうのを待ったりして、真剣に取り組むことができました。
その後、市の消防本部危機管理課の方から、地震の時危ない場所や安全な場所についての講座がありました。みんな、講座を真剣な面持ちで聞いていました。
最後に、各班ごとに、通学路の危険な場所や安全な場所を地図に書き込みながら「防災フィールドワーク」を行いました。危機管理課の方に教わったことを生かしながら、子どもたちは、「落ちてきたり、倒れてきたり、移動してきたりする」ような物がある所に印を付けて、何が危ないかを書き込んでいました。このフィールドワークでも、SSVの皆さんにアドバイスをいただき、大変お世話になりました。
この防災フィールドワークで書き込んだ防災マップは、この後地区児童会で大きなマップにまとめ、お互い地震の時、どこが危険であるか、どこが安全であるかを確認し合う予定です。南校舎の廊下にマップを貼っておきますので、個人懇談時などにぜひご覧になり、確認していただけたらと思います。
普段何気なく通っている通学路も、いざ地震などの災害が起こると、ブロック塀や石垣、用水路、電柱など、倒れたり崩れたりして危険になるものがたくさんあります。今回の小・中合同避難訓練は、そういう危険を予知し、お互いの命を守る行動をとるために大変有意義な訓練だったと思います。ご協力いただいた愛媛大学准教授、二神透先生、愛媛大学大学院の5名の学生の皆さん、そして、保護者の皆様、地域の皆様、本当にお忙しい中ありがとうございました。今後も、自他の命を守るために主体的に考え行動できる子どもたちを育てることができるよう、よろしくお願いいたします。